秋に抜け毛が増える4つの理由。その原因と対策とは?

暑い夏もピークを過ぎて、少しずつ秋の気配を感じるようになってきました。
美容院では夏の紫外線やエアコンによる乾燥などでダメージを受けた髪のお客様も増えて来ることと思います。

そんな髪のダメージだけではなく、秋になるとお客様が悩んだり不安になったりするのは・・・
【抜け毛】です。

このまま髪のハリもコシもなくなってしまうんじゃないかと不安になる方も多いようです。

抜け毛がひどくて悩んでいます

・秋は抜け毛がすごくて悩んでいます
・秋って抜け毛が多い季節ですか?
・抜け毛は何月まで続きますか?
・そのまま薄毛にならないか心配です

など、なんとなく秋になると抜け毛が多くなるというのはわかっていても、やっぱり悩んでしまうものです。

ちなみに日本人の頭髪の平均は10万本と言われています。
そのうち一日に抜ける本数が通常でも50~100本。知らない間に結構な本数が抜けてるんですね。
これが秋になると一日に抜ける本数が100~200本抜けることもあるそうです。

通常は一か月程度で元のように落ち着きます。
もちろん減っていくだけじゃなく、新しく生えてくる毛もあるのでご安心を。
とはいえ、抜け毛を見ると正直不安になると思います。

まずその原因を知りましょう

 

なぜ秋になると抜け毛が多くなる?

なぜ秋になると抜け毛が増えるのでしょうか。
夏の紫外線や暑さによる疲弊・・・なんていうのは聞いたことあるかもしれませんね。

原因①【動物の換毛期】
犬や猫など動物が秋から冬にかけて体毛が生え替わるように、人間にもその毛替わりの名残があるからだと言われています。

原因②【夏のダメージ】
夏の気象条件(紫外線によるダメージ、皮脂の分泌量の増加、暑さによる代謝の悪化、冷房による乾燥)など夏の間に受けたダメージや疲れが蓄積され、時間差で髪にあらわれると言われいます。

原因③【秋バテ】
夏から秋にかけての気温の変化や日中と夜間の寒暖の差の繰り返しで体調や食生活が乱れ、頭皮にも影響が出て抜け毛が増えてしまいます。

原因④【ホルモンバランスの乱れ】
髪の発達には女性ホルモンが関わっています。そのバランスが崩れることが抜け毛につながってしまいます。
秋は気温の変化に体がついていきづらいことや日照時間が短くなることで気持ちも不安定になりがちでホルモンバランスが崩れやすいと考えられています。

 

抜け毛予防と対策

原因はなんとなくわかっても、いざ抜け毛を見てしまうと不安になってしまいます。
次は自分でできる対策をまとめてみました。

対策①【頭髪にやさしいシャンプー】
洗浄力の強いシャンプーは頭皮の負担になってしまいます。夏の間にダメージを受けた頭髪のためにも、低刺激、髪にも頭皮にもやさしいアミノ酸系シャンプーをおススメします。
人間の成長細胞は夜の22時から深夜2時の間に活性化されていると言われています。
朝ではなく夜に指の腹でやさしくシャンプーしましょう

対策②【やさしく頭皮マッサージ】
頭皮が硬く血行が悪くなることでも抜け毛が増えます。血行・血流が悪ければ、健康な頭皮や髪を維持するために必要な栄養素が届きにくくなるからです。
やさしく頭皮のマッサージをすることで頭皮が柔らかくなり、血流がアップして毛根へ運ばれる栄養が届きやすくなります。

対策③【育毛剤の活用】
生えてくる毛髪のための土壌作りを行いましょう。
育毛剤には血行を良くしてくれる成分や栄養素が含まれています。頭皮の乾燥を防いでくれるようなものもあるので美容師さんに相談して決めるのがいいでしょう。
育毛剤をつけてすぐ効果がでるわけではないので継続して使用をおススメします。

対策④【栄養と睡眠】
体調やホルモンのバランスの崩れが原因でもあるので、しっかり睡眠を取り、バランスの良い食事でしっかり栄養を摂り、規則正しい生活を心がけることが抜け毛を防ぐことになります。
ケラチンというたんぱく質でつくられる髪。大豆や卵などでたんぱく質を摂ること、海藻類のミネラルを摂ること、新陳代謝を高めるビタミンを摂ること、こういった栄養素を偏らずバランスよく摂取することが髪の健康につながります。

 

まとめ

9月~11月にかけて抜け毛が増える季節です。
夏の間に受けたダメージが秋に表面化するという原因が多いので、夏の間にしっかり予防しておくことが大事です。

もう秋だから「手遅れ」なんてことはなくしっかりケアしていくことも大事です。
自分でできる対策をしながら、美容室での頭皮ケアやヘッドスパなどのメニューにも目を向けてください。
ぜひ崩れている頭皮の環境を元の状態に戻していきましょう!

秋が過ぎれば抜け毛も落ち着いてきますが、上記の原因ではない場合もあります。
抜け毛が300本程度が続く場合や1~2か月でも治まらない場合は美容師さんに相談か、ひどい場合は医療機関に相談に行かれることをおすすめします。